意見を言わせない空気 Vol 4 「口だけの賛同」

意見を言わせない空気 Vol 4 「口だけの賛同」

ウェット過ぎる人間関係、同調圧力、管理者の思考停止、個性を発揮できない環境、忖度する文化・・・
これらを生み出しているのは”空気”です。

「意見を言いづらい雰囲気がある」、その理由の一つはその場に蔓延する「空気」です。


空気が蔓延する職場、学校、地域社会には色々な特徴がありますが、その一つが「口だけの賛同」です。

近年、部下育成や後輩指導の現場では、「厳しく叱る」というより「褒めて伸ばす」という風潮が強くなっていますが、そのことによって「部下に対して理解があるようでいて実は無責任な上司」が多く生み出されています。

もし上司が部下から何かしらの提案を受けそれを実行する判断と決断を下したとしたら、そのことによる成功と失敗の責任は上司が負わなければなりません。しかし、部下を「いいね、さすがね。」と褒めることはしても、自分は責任を負おうとせず部下に全ての責任を押し付けようとする姿勢が、現在管理職に就く多くの人たちに見られます。

「一見優しそうだけど、実は責任を一切負おうとしない上司」に対しては、部下は警戒して意見を言わなくなります。このような上司の無責任が、部下の意見や意欲を絶望的にそぎ落としていることに気づく必要があるでしょう。


空気を治めるリーダーシップ基礎講座
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