意見を言わせない空気 Vol 4 「口だけの賛同」
- 2024.02.16
- あなたの周りにある空気
- #優しい上司, #口だけ, #賛同
ウェット過ぎる人間関係、同調圧力、管理者の思考停止、個性を発揮できない環境、忖度する文化・・・
これらを生み出しているのは”空気”です。
「意見を言いづらい雰囲気がある」、その理由の一つはその場に蔓延する「空気」です。

空気が蔓延する職場、学校、地域社会には色々な特徴がありますが、その一つが「口だけの賛同」です。
近年、部下育成や後輩指導の現場では、「厳しく叱る」というより「褒めて伸ばす」という風潮が強くなっていますが、そのことによって「部下に対して理解があるようでいて実は無責任な上司」が多く生み出されています。
もし上司が部下から何かしらの提案を受けそれを実行する判断と決断を下したとしたら、そのことによる成功と失敗の責任は上司が負わなければなりません。しかし、部下を「いいね、さすがね。」と褒めることはしても、自分は責任を負おうとせず部下に全ての責任を押し付けようとする姿勢が、現在管理職に就く多くの人たちに見られます。
「一見優しそうだけど、実は責任を一切負おうとしない上司」に対しては、部下は警戒して意見を言わなくなります。このような上司の無責任が、部下の意見や意欲を絶望的にそぎ落としていることに気づく必要があるでしょう。
※本記事は、2023年1月19日に投稿された記事のリメイク版です。
-
前の記事
モヤモヤする空気 Vol 1 「それは誤解だ」 2024.02.09
-
次の記事
イノベーションを成功させるには?方法自体より大切な担当者の”良識” 2024.03.01
Author:リーダーシップドック 編集部 投稿一覧
Warning: Attempt to read property
「リーダーシップドック」はビジネスパーソンの自己研鑽を助けるメディアです。
【一般社団法人オンライン・バイブル・カレッジについて】
私たちは、聖書に込められた知恵が、現代のリーダーやビジネスパーソンにとって力強い指針となり、生きる上での武器となることを信じています。一方で、運営スタッフ自身も組織やコミュニティ、時には教会の中で、矛盾、理想と現実、指導者のあり方、組織運営に対して失望や葛藤を感じてしまう経験がありました。
“自分の人生の時間をこの組織に投資し続けてよいのか?”
と感じ、変化や改善を願って努力しても、自分の力だけでは難しさを覚える場面がたびたびあります。もし、同じような思いをもつ方がいらっしゃれば、その苦しみや葛藤に私たちも深く共感します。 だからこそ私たちは、特定の組織や教義・教会への所属にとらわれず、しがらみに縛られずに、誰もが聖書そのもの=原典から自由に普遍的な知恵を学び、人生の問題を解決し知恵とエネルギーを得る場を目指して、このカレッジを設立しました。 真理には人を自由にする力があります。カレッジでの学びが皆様の人生の有益に少しでも役立ちますように。
