モヤモヤする空気 Vol 1 「それは誤解だ」

モヤモヤする空気 Vol 1 「それは誤解だ」

ウェット過ぎる人間関係、同調圧力、管理者の思考停止、個性を発揮できない環境、忖度する文化・・・
これらを生み出しているのは”空気”です。

モヤモヤする空気、それは巧妙な責任逃れによるものかもしれません。

人と人とのコミュニケーションの中では、時に誤解が生じることがあります。伝えたいことが正しく伝わらなかった、伝わったけど違うニュアンスで伝わってしまった・・・ということは、職場でも日常生活の中でも起こりうることです。

しかし、自分の認識が甘かったり伝え方が不完全だったりすることで生じるコミュニケーション上の不具合を、相手が勝手に誤解したことだと認識する人がいます。そういう人は「自分の認識や伝え方には問題がない。誤解したあなたの方に問題がある」と責任を転嫁する人です

また、自分の失言や暴言で相手を傷つけることがあっても、「自分の意図を相手が誤解しただけ」と言い放つ悪質なケースもあります。

もし誤解が生じたのなら、誤解をした側とさせた側の双方が誤解を解く努力が必要です。仕事の場合は特に、確認や記録を怠らず、相手から不要な責任を押し付けられないよう気をつけなければなりません。また、何かにつけて「相手が誤解した」と主張する人とは、必要最低限の関りに留めることが大切です。

※本記事は2025年2月9日に投稿された記事の、リメイク版です。

空気を治めるリーダーシップ講座