第四週 事業開拓のプロが語る”チャンスを掴むための5つのポイント”

第四週 事業開拓のプロが語る”チャンスを掴むための5つのポイント”

7月テーマ「機会を掴む」
「ピンチはチャンス」という言葉があります。辛くて大変な境遇がむしろ人を成長させ、以前よりももっと良い状況になる原動力にもなり得るのです。今月は私たち各自が置かれている状況の中で得られる機会があるとしたら、それはどんな機会なのか、発見するヒントとなる記事をお届けすることを願い「機会を掴む」というテーマを設定しました。

はじめに

今回は、チャンスを掴むために必要な考え方やポイントをご紹介したいと思います。
チャンスを掴むために一番大事なことは、「やりたいことがはっきりしている」ことです。

インターネットで検索して出てくる成功哲学でも、「やりたいことを見つけよう」はよく言われていることです。一方で、その先は「自身のコンディションをよく保ちましょう」といったhow toについて中心に書かれているものも多いと思います。

今回はもう一歩発展させて、機会を掴む上で大事な「考え方、行動」について、大事な5つのことについてお伝えしようと思います。私がこれまで学び、実践してきたことをまとめてみました。

機会を掴むポイントその1〜流れを読みとること〜

大きなチャンスは、道端に何気なく落ちているものではありません。それまでの「過程、流れ」の一環にあります。この流れを読み解いて″分かって″実践することがとても重要です。

仕事でも、流れを読み解くには、かならず「切り口」が必要です。仕事柄、マーケッターやデータアナリストの方々ともよく話しますが世界を「どこで切るか、何をみるか」が話の論点であることが多いです。そのためには、自分なりの「切り口」を持っていることがポイントですが、この時使う刃物の切れ味がいいと、他の人が気付かない特徴に気付けたりします。

この切れ味を良くするには「学ぶこと、知っていること」が大事です。

例えば、私の専門分野であるAIやロボットのビジネスの開拓などでは、AI処理、センサー、通信、演算装置、電源、物理的な動くロボット、それを使う環境が切り口となります。この時、それらを一刀両断できる横断的な知識や感覚の鋭さが必要です。

機会を掴むポイントその2〜流れの「行き先」を知ること〜

流れは、行き着く先があってこそ流れと言えます。私も上司からよく学ばせて貰うことは「未来を具体的に、細密に描く」ことです。

一見ただの空想であるようで、とても重要なプロセスです。「どこに向かっていくのか」をはっきり描くことができれば、流れは自ずと見えてきます。

もう1つ興味深いのは、流れはただ重力に任せて流れた先には、ある淀んだ場所で混然となります。そこに目立ったものはなく「それなり」のものしかありません。

そして「流れ」は、最終目的地を知る人、描く人たちによって作ることが可能です。これがまさに「流れを読み取ること」の重要性だったりします。

一部の人たちは自ら流れをせき止め、溝を掘って流れを作り、その先の機会を掴みます。一方で大きな流れに身を任せて漂っている人たちは、実際どこに向かっているのかを知らないことが多いです。

ロボットシステムの世界では、先行している中国や欧米の事例を参考に、「10年後、20年後にはどんな生活、暮らしを実現したいか、解決すべき社会課題は何なのかなどをまずは作り上げることが大事です。

機会を掴むポイントその3〜「その時」に行動を起こせること〜

流れが見えてくると、その中にある起伏が見えてきます。技術の分野では、イノベーション・シンギュラリティとも呼ばれたりします。

この時にそれまで準備していたものを発揮してこそ、チャンスを掴めます。しかしその時が「いつか」は、神のみぞ知るところなので、多くの人々は仮説をいくつか立てて、得られた手がかりを頼りに、物事を俯瞰してみる「天の目線」を作ります。そうして然るべき時を見定めて行動を起こします。

この行動を起こすタイミングは、外れることもしばしば。しかし、確実に言えることは「行動を起こさないと確実に何も生まれないか、大きな損をする」ことです。

例えばロボットの頭脳や感覚器にあたるAIの分野は、1960年代から数えて3回目のイノベーション、バブルを迎えています。そして今、数年後に向けて次のイノベーションが起きようとしています。

機会を掴むポイントその4〜相手を納得させること〜

どんな仕事にも相手がいるように、チャンスを掴むためには、必ず説得すべき相手がいます。相手に「分かった」「よし!」と言ってもらわないといけないのです。なぜなら、大きなチャンスは相手がくれるもので、相手ありきだからです。

この一瞬のためにとても長い時間をかけて準備することもあります。こちらは会社で言うと、社内の幹部や、お客様ですね。

相手に合わせて、相手が期待する価値をしっかりと分かりやすく表現することが大事です。だから相手の考えを理解することに多くの時間を使うことが多いです。

機会を掴むポイントその5〜チャンスから成果を出すこと〜

たとえチャンスを逃しても、次のチャンスは来るし、物事は繋がっていて「次」に活かして更なる次元に上がっていくことができます。

大事なのは、1つチャンスをもらったら、目に見えるカタチに表現すること。これは、チャンスを与えてくれた人に対して「感謝の意」や「価値」を示すことになります。そうすると、自ずと次のチャンスが巡ってくるものです。

終わり良ければすべて良し、とも言いますが、成功されている方はこの部分において優れている方が多いように感じます。

おわりに

せっかくの機会なので、10分間だけでも、身近な方々と一緒に、次のことに考えを巡らせてみてください。

• 自分にとっての成功って何だろう?
• 私にとって本当に嬉しいことって何だろう?
• 世の中はどこに向かっていくのだろう。
• 私は何のために生きているのだろう?

すぐに答えがでるテーマではありませんが、一度じっくりと考えてみることが、きっとチャンスを掴む原点になるはずです。

また、自分のやりたいことってなんだろう?と考えてみてください。

まずは自分に素直に、未完成な状態でもよいので、胸を張って自分の夢を表現できることが大事です。「世のため人のため~」といった立派な言葉が浮かばなくてもOKです。「誰がなんと言おうと、私はこれが好きなんだ」そういう自負心が大事です。

そして、そのやりたいことのためには苦労を惜しまない覚悟が必要です。一生をかける価値がある、好きなことに出会える。それは生きていく上で本当に幸運なことだと思います。

人生はチャレンジの連続です。記事をお読みになっている皆さんにも、遊び、部活動、就職活動、仕事、そして普段の生活などで、きっと通じるところがあるはずです。ご自身の状況に合わせて読み替えていただき、少しでも参考になれば幸いです。

   
もっと活用していけるようにライターお勧め書籍を紹介しています。