2019年リーダーシップ格言・厳選10
- 2019.12.30
- リーダーシップ
- #リーダーとは?, #リーダーはかくあるべし, #あえて「べき論」
今年は、リーダーシップドックを通じて、自己成長に役立つ記事をお届けしようと努力してまいりました。今年最後の投稿は、リーダーシップドック編集部が「自分達の成長のために」まとめたリーダーシップ論を、”格言”形式で10個お届けします。読者の皆さんにも参考になるところがあれば幸いです。
1)リーダーは、毎日学ばなければならない。
様々な分野のリーダーを研究すると、多くの人に慕われているリーダーほど、本・書籍・自分の経験から貪欲に学んでいることが分かります。自分の弱さや足りなさを自覚するから学ぶし、学ぶからもっと有能になり、有能になるから新たなチャレンジをする、するとまた自分の弱点を発見する・・・ということを繰り返しながら次元を上げていくことがポイントのようです。
2)リーダーは、フォロワー達を見くびってはならない。
一度、見くびられて「使えない」というレッテルを貼られた社員は、今以上に力を発揮してくれることは絶対に望めません。組織上、自分の下にいる社員や部下、後輩であっても、すべての面において自分の方が秀でていることは通常ありえないことをわきまえることが必要だと言えます。
3)リーダーは、現場の声に耳を傾けなければならない。
ライン部門にしてもスタッフ部門にしても、現場で起こっていることに無頓着なリーダーは判断力が鈍ってしまいます。特に現場の好ましくない状況は、リーダーが積極的に拾いにいかないと知ることができません。「現場に不満がない」「現場に問題はない」という状況は、むしろリーダーが現場の声に耳を傾けていない状況だと認識すべきです。
4)リーダーは、フォロワー達の心理まで把握しなければならない。
リーダーはフォロワーがどんなことを考えて仕事をしているか、理解しようと努力することが大切です。部下や後輩たちが「会社用の自分」というペルソナ・仮面をかぶって関わるようになると、意思疎通が滞り生産性は下がる一方になります。
5)リーダーは、人格を備えなければならない。
成功しているリーダーは、部長、事業部長、課長、〇〇リーダーという肩書による影響力ではなく、個人的な人格による影響力を発揮しています。「課長の指示だから」ではなく「あの人が言うことだからやってみよう」と言わしめることができれば、組織の生産性は上がっていきます。
6)リーダーは、フォロワー達からの報告を頻繁に受けなければならない。
有能なリーダーはフォロワー達が胸襟を開いて思っていることを話せるように、時間的にも心理的にも余裕を持っています。「あの人と話すと気持ちがすっきりする」と言われるよう、報告や相談を受ける体制を整えることが大切です。
7)リーダーは、フォロワー達が仕事を最後までできるように指導しなければならない。
フォロワー達の仕事に関心を持って、完結できるように教え励まし助けなければなりません。ピンポイントで助言をすることはできても、根気強くフォロワーに関わり続けることは意外に難しいものです。
8)リーダーは、自分が言った言葉を守らなければならない。
「有言不実行」が重なると自分に対する信頼は確実に低下してしまいます。また、自分がフォロワーに対して何を言ったか、何を約束したか忘れてしまうこともありますので、言った言葉を守らないことがないように注意しなければなりません。
9)リーダーは、指摘したり叱るばかりではなく、よく教えてあげなければならない。
教育を受けないまま現場に放り出される社員、部下達のストレスは相当なものです。最近の世相や、若年層の傾向を見ても、「ひたすら試行錯誤を繰り返しながら自分で成長しなさい」というマネジメントは合わないと言わざるをえません。
10)リーダーは、血気盛んや高慢を避け、自慢ばかりしてはならない。
フォロワーがリーダーに従いたいと思うのは、「業績があってすごいから」というよりも、「自分を分かってくれるから」であることが多いです。自分の力を誇示するような言動は、むしろフォロワーが引いてしまうことにつながります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
読者の皆さんが良い年末年始を過ごされますように。
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